言葉の意味

「甚だしい」の意味と使い方・例文・「著しい」との違い・類義語・言い換え表現は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!

「著しい」:「この地域は朝と昼の気温差が著しい」(この地域では朝と昼の気温にはっきりとしした差がある)

「甚だしい」:「彼は社用の携帯電話でプライベートの通話をしたり勤務時間中に私用の電話をしたりしているようだが、公私混同も甚だしい」(彼は社用の携帯電話でプライベートの通話をしたり勤務時間中に私用の電話をしたりしているようだが、公私混同があまりにもひどい)

つまり、「著しい」は「何かの度合いがはっきりと目立つ様子」を表しますが、「甚だしい」は「(主に望ましくない状態について)何かの程度が激しい」ことを表すというニュアンスの違いがあります。

「甚だしい」の類義語は?

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それでは、次に「甚だしい」の類義語・類語である「夥(おびただ)しい」について見ていきましょう。

「夥しい」には「程度がひどい、程度が激しい」「数や量がひどくたくさんある」といった意味があり、その使い方は以下のようになります。

「この辞書はところどころページが抜け落ちていて読みにくいこと夥しい」

「仕事全てを押し付けた上司こそ無責任なこと夥しい」

「腹部からあふれる夥しい出血に、さしもの救急隊員にも焦りが見えた」

「大会当日には広場は夥しい数の若者で溢れた」

このように、「夥しい」も「程度が激しい」ことを意味する場合は、悪いことや望ましくない状態について述べるときに使います。

また、上記の例文において、1番目と2番目の「夥しい」は「程度がひどい」こと、3番目と4番目の「夥しい」は「数や量がたくさんある」ことを意味していますので、後者を「甚だしい」で言い換えると不自然な印象を与えることになるので注意しましょう。

「甚だしい」の言い換え表現は?

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それでは、次に「甚だしい」の言い換え表現について見ていきましょう。

例えば、「今回の災害では甚だしい被害に見舞われた」という文ならば、微妙なニュアンスの違いはありますが、以下のように言い換えることができます。

\次のページで「「甚だしい」と「夥しい」は程度がひどいこと、「著しい」は何かの程度が目立つ様子を表す」を解説!/

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