
「傍ら」の意味と使い方・例文・「そば」「わき」「はし」「がてら」との違いは?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
このように、「傍ら」は「~の傍ら」「傍らの~」「~する傍ら」「傍らを~する」「傍らで~する」といった形で用います。
「傍ら」の類義語は?

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それでは、次は「傍ら」の類義語・類語である「側(そば)」「脇(わき)」「端(はし)」「がてら」について見ていきましょう。
まず、これらの語の意味は以下のようになります。
「側」:すぐ近く。
「脇」:すぐそば。
「端」:真ん中から一番離れた部分。
「がてら」:何かをするついでに。
「側」は、同じ読み方で「傍」とも書きます。
また、「脇」は、上記の意味のほか、「両腕の付け根の下部のこと」や「目的としたものからずれた方向」などの意味で使われることもあるでしょう。
そして、「端」は、上記の意味で「はし」のほか「はじ」とも読むことができます。
「側」の使い方は?「傍ら」との違いは?
それでは、次に「側」の使い方と、「傍ら」との違いについて見ていきましょう。
この語はたとえば以下のような使い方があります。
「歩いている途中で突然倒れた彼女の側(そば)へ駆け寄った」
「家の側(そば)にあるスーパーマーケットへ買い物に出かける」
「一秒たりとも、彼女の側(そば)を離れたくはないと思った」
「子供は飼い猫が側(そば)に居ないと泣き叫んでいた」
このように、「側」は「左右に関係なく何かのすぐ近く」を表す一方、「傍ら」は、「左右に近いこと」を表し、またその近くにある対象が従属的な関係にある場合に用いられます。
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