
「鷹揚」の意味と語源・使い方・例文・類義語は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
「私はアメリカに行った時、随分と大らかな国もあるものだなと驚くやら感心するやらであった」
「春の日差しは気持ちを大らかにしてくれる」
「彼の母親は放任主義で大らかだが、父親は相当に厳しい人であるらしい」
「この小説の主人公の大らかな人柄が気に入っている」
「実体験をモチーフとした彼の小説は、おおらかな文体が魅力で困難な時代と重厚な経験を軽妙に描いて見せた」
このように「大らか」は、「心が広くのびのびとしているさま」を表し、人の心に焦点を当てている点で「鷹揚」とはニュアンスが違います。
「鷹揚」「大様」「悠然」「大らか」は共通に「ゆったりとしていること」を表す
以上、「鷹揚」の意味と使い方、また類似した語である「大様」「悠然」「大らか」についてまとめました。
この言葉は「動作が上品でゆったりとしていること、小さなことにこだわらず余裕があること」を表し、鷹が空高く飛び上がりひるがえるさまからできた言葉であるとされています。
また、類義語には「大様」「悠然」「大らか」といった語があり、それぞれ「ゆったりしている」ことを表しますが、「大様」は「大雑把であること」、「悠然」は「ゆとりがありのんびりとした様子」。そして、「大らか」は「心が広くのびのびとしているさま」を表します。
これらの語は微妙に意味が異なるため、その場面や状況に応じて適当に使い分けると良いでしょう。