「情緒」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役のブロガーがサクッとわかりやすく解説!
たとえば旅行などをした時に、「下町情緒溢れる街並み」といった表現で使ったことがあるという人も少なくないと思います。
しかし、一度使ったことがあるといっても具体的な意味までは分かっていない状態なのかもしれません。
そこで、ここでは「情緒」の意味や使い方、対義語、類似語を例文を交えながら、半年で独立したプロブロガーの筆者が解説していきます。
「情緒」の意味とは?
「情緒」:ある物事に触れた時に起こるさまざまな感情、またその感情を誘い起こす独特の気分・雰囲気や喜怒哀楽などの本能的な感情、情動のこと。
言い換えると、「何らかの物事に触れて起こるしみじみとした気持ち、またそれを促す独特の雰囲気や気分」、そして「外部から受ける刺激に対して起こる急激で一時的な感情」を表す語です。
なお、「情緒」はもともと「じょうしょ」と読まれていましたが、現在では慣用読み(正式でない誤った読み方)である「じょうちょ」という読み方が一般的になっています。
「情緒」の語源
情緒を分けると、「情」と「緒」という2つの言葉で構成されていることが分かりますよね。
それぞれの意味を見てみると、「情」は「物に対する感情、おもむき」、「緒」は「物事のきっかけや始まり、いとぐち」という意味を持っています。
この2つの言葉を組み合わせることで、生まれたのが「情緒」。
つまり、この言葉の語源と言えるものなのです。
「情緒」の英語表現
次に、「情緒」を英語で表す場合の表現について見ていきましょう。
「情緒」の意味を英語で表した場合、「Emotion」と用いることができます。
ここで、「情緒」の英語表現を例文で見ていきましょう。
「この情緒的な水彩画を見て、独特な世界観に引き込まれた」:「Seeing this emotional watercolor, I was drawn into a unique worldview」
「人への気遣いをもう少し気にしてほしいが、彼は情緒が欠けているため期待するだけ無駄だろう」:「I would like you to be more concerned about people’s concern, but he would be useless to expect as he lacks emotions」
「情緒」の使い方と例文
次に、「情緒」を例文を使って見てみましょう。
たとえば以下のような使い方をすることができます。
「下町情緒が残る街をのんびりと散歩する」
「異国情緒溢れるホテルに滞在し、まるで外国にいるかのような錯覚に襲われる」
「歴史情緒の溢れる街を散策しながら遠い過去の時代に思いを馳せる」
「彼はこの頃やけに悲観的で、その上ちょっとしたことですぐに怒り出す。情緒が不安定になっているようだ」
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