
「一生懸命」の意味や語源・英訳・使い方・類義語・対義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
「物事を中途半端にやる人は、自分の能力を伸ばすことなどできない」
「自分でやると決めたからには、中途半端に投げ出さず、最後までやり遂げなさい」
「いつも全力でプロジェクトに取り組む彼とは対照的に、彼女の製作するデータ資料は中途半端なものが多い」
「最近の彼は何があったのか、何を話しかけても中途半端な返事しか返ってこない」
#7 「いい加減」
次に「いい加減」について見ていきましょう。この言葉には、以下のような意味があります。
【1】ほどほどにしたいさま。その程度ぐらい。
【2】無責任なさま。でたらめ。
【3】徹底しないさま。中途半端。
出典:精選版 日本国語大辞典「いい加減」
そして、この言葉は、例えば以下のように用いることができます。
「いい加減な勉強の仕方をしてきた彼は、テストで悪い点をとった」
「いい加減な返事ばかりしていると、誰からも信用されなくなるよ」
「君は常に全力で素晴らしいが、時には肩の力を抜いて、少しくらいいい加減に生きてもいいんじゃないか」
「いい加減な彼女の態度に、彼はついに愛想を尽かした」
「一生懸命」を使いこなそう
以上、「一生懸命」の意味と使い方についてまとめました。上記のように、「全力を尽くして(必死で)物事をすること」を表している言葉です。
この類義語には、「真剣」「熱心」「頑張る」などがあります。これらの言葉も物事をする時の姿勢として近い意味があるように思えますが、それぞれ「本気で取り組む」「一つの物事に集中する」「忍耐して努力する」といったニュアンスの違いがあるのです。
就職や転職の自己PRなどで用いる場合には、それぞれアピールしたいことに応じて使い分けることで、より適切に伝えたいことを述べることができます。
また、この対義語は「中途半端」「いい加減」などです。