「一生懸命」の意味や語源・英訳・使い方・類義語・対義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
「試験に向けて一生懸命に勉強する」
「その選手たちの一生懸命さは試合を見た人々の心を打った」
「彼女の一生懸命に働く姿は見ていてすがすがしいものがある」
「彼は何とか彼女の機嫌を取ろうと一生懸命になっていた」
「彼は早く仕事を覚えようと一生懸命だった」
#5 「一生懸命」な人の特徴は?
次に、「一生懸命」な人の特徴をいくつか見てみましょう。
●高い目標や向上心がある
一生懸命な人は、常に全力で向上心を持って物事に向き合うため、自分にとって高い目標を掲げている人が多いです。今の自分に満足せずに、より自分を高めようと行動していきます。
●責任感や素直さがある
一生懸命な人は、どんな小さな仕事や役割でも、それが今自分のやるべきことだと理解し、全うしようと努力するのが特徴です。トラブルなどが起きた際にも、他人のせいにしたり言い訳をせずに、自分の行動をしっかりと振り返り反省することができます。
●謙虚である
一生懸命な人は、人からの指摘やアドバイスを素直に受け入れることができ、他人に対しても決しておごり高ぶることはありません。人の痛みや気持ちを理解できるからです。
「一生懸命」は「必死に何かに取り組むさま」を表している言葉で、「一生懸命に~する」などと用いることができます。元々は、「一所懸命(いっしょけんめい)」が変形した言葉ですが、現在では「一生懸命」を用いる方が一般的です。これは、メディア媒体が「一生懸命」で統一して用いているため、自然と私たちが目にしたり耳にしたりするのは「一生懸命」の方であることが原因だと思われます。
「一生懸命」と類義語との違いは?
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次に、似た意味を表す「真剣」「熱心」「頑張る」という言葉との違いについて見ていきましょう。
まず、これらの言葉のそれぞれの意味は以下のようになります。
【真剣】
(1000004)ほんものの刀剣。本身。木刀、竹刀などに対していう語。
(1000004)本気であること。まじめであること。また、そのさま。
(1000004)真実であること。うそ、いつわりでないこと。また、そのさま。
出典:精選版 日本国語大辞典「真剣」
【熱心】
(1000004)一つの物事に精神を集中すること。熱中して行うこと。
(1000004)ある事をいちずにしていこうとする一生懸命な気持。また、そういう気持をもつさま。
出典:精選版 日本国語大辞典「熱心」
【頑張る】
(1000004)一つの物事に精神を集中すること。熱中して行うこと。
(1000004)ある事をいちずにしていこうとする一生懸命な気持。また、そういう気持ちをもつさま。
出典:精選版 日本国語大辞典「頑張る」
そして、これらの言葉と「一生懸命」の使い方を比較すると以下のようになります。
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