
「論理的」の意味と使い方・例文・「理論的」との違いは?小説作家である筆者がサクッとわかりやすく解説!
「論理的」の対義語
「論理的」の対義語(反対語)は、「直観的」です。
直観とは、条件反射のように考えずに思いつくさま。
本人の経験から培われたものから考えずして思いつく状態のことを言います。
また、勘とも言われることからも本能に近いことから論理的と対比されるということですね。
「理論的」との違い

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ではここからは、意味の上でどのような違いがあるのかが分かりにくい「理論的」という語と比較して、両者の違いについて見ていきます。
まず、「理論的」の「理論」には「個々の事実・現象などを統一的に説明するために筋道を立てて組み立てられた知識の体系」という意味があり、「理論的」は「理論に基いている様子」を表す語となりますね。
この言葉と「論理的」の使い方を比較してみると以下のようになります。
「理論的」:「カオス理論的にいうと、天気予報を100%完璧に予想することは不可能だ」
「論理的」:「天気予報の降水確率はあくまで統計的なデータから算出していて、数字に論理的な根拠があるわけではない」
「論理的」な思考を使いこなせば、伝えるのが上手くなる!
「論理的」の意味と使い方についてまとめました。
この言葉は「物事を筋道立てて考える」ことを表し、「理論的な思考力」は問題解決や分かりやすく相手に何かを伝えることができる重要なスキルして挙げられています。
一方で、「理論的」という語は単に「理論に基いている状態」を表し、「理論的にいえば」「理論的には可能」などの形で、何らかのすでにある理論に基づいて考える場合などに用いれる。
両者は一見して似た言葉のようでも全く異なることを表しているため、意識して使い分けるようにすると良さそうです。