言葉の意味

「感無量」の意味と使い方・例文・「万感」との違いまとめ

感無量とは違うの?「万感」との違い

ではここからは、似た意味のある「万感」という語との違いについて見ていきます。まず、「万感」には以下の意味があります。

心に浮かぶ種々さまざまな思い。

出典:明鏡国語辞典「万感」

そして、この語と「感無量」の使い方を比較すると以下のようになります。

「万感」:「いよいよ退職の日を迎えたが、新卒で入社して以来必死で努力してきた日々がよみがえり、万感胸に迫って思うように言葉が出なかった」(いよいよ退職の日を迎えたが、新卒で入社して以来必死で努力してきた日々がよみがえり、喜びや悲しみなどのさまざまの思いが込み上げてきて思うように言葉が出なかった)

「感無量」:「入社以来無我夢中になって働いてきましたが、ここまで勤め上げることができて感無量です」(入社以来無我夢中になって働いてきましたが、よくここまで勤め上げてきたとつくづく自分でも思います)

つまり、「万感」は「心に浮かぶさまざまな種類の思いや考え」、つまり喜びや悲しみなどの異なる思いが入り混じった複雑な感情を表すことに対して、「感無量」は「深く感じ入る、身にしみて感じる」という感慨の程度が大きいことを表すというニュアンスの違いがあります。

感無量を上手に使いこなそう

以上、「感無量」の意味と使い方、また「万感」との違いについてまとめました。

この言葉は「感慨が非常に大きい様子」のことをいい、過去にした経験や思い出などを思い起こして、それに対して心に深く感じる様子について述べる場合に「感無量の思い」「感無量だ」といった形で用いられています。

また、「万感」は「心に浮かぶさまざまな思い」を意味し、いくつかの種類の感情が入り混じる複雑な気持ちを表します。

これらの言葉は、たとえば何かの節目にあたる時にさまざまな感情、もしくは大きな感慨が押し寄せるような場面に用いることができますが、それぞれ違ったニュアンスがあるため、その場面に応じてより適度なものを使い分けることができます。

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