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「俯瞰」の意味と使い方・例文・「鳥瞰」「展望」との違いは?現役のブロガーがサクッと解説!

「俯瞰」(読み方:ふかん)は、「物事を俯瞰する」「俯瞰して見る」などの形でよく用いられている言葉です。

何かを高いところから見るという時に用いる言葉ですが、使用してる漢字からでは中々イメージを掴むことが難しいのかもしれません。

そこで、ここでは「俯瞰」の意味や使い方、対義語、類似語を例文を交えながら、半年で独立したプロブロガーの筆者が解説していきます。

「俯瞰」の意味と使い方・例文

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まず、「俯瞰」の意味と使い方を解説します。

「俯瞰」の意味とは?

「俯瞰」:高いところから見下ろすこと、全体を上から見ること。

 

「俯瞰」の語源

俯瞰を分けると、「俯」と「瞰」という2つの言葉で構成されていることが分かりますよね。

それぞれの意味を見てみると、「俯」は「俯く(うつむく)、顔を下に向けること」、「瞰」は「高いところから下を見下ろす」という意味を持っています。

この2つの言葉を組み合わせることで、生まれたのが「俯瞰」。

つまり、この言葉の語源と言えるものなのです。

「俯瞰」の英語表現

次に、「俯瞰」を英語で表す場合の表現について見ていきましょう。

「俯瞰」の意味を英語で表した場合、「overlook」「bird’s-eye view」と用いることができます。

また、比喩表現は「zoom out and have a big picture of」を用いると表すことができますよ。

ここで、「俯瞰」の英語表現を例文で見ていきましょう。

「ヘリコプターで撮影したビルの俯瞰写真を確認する」:「The overlooking picture of the building of which I took a picture by helicopter is checked.」

「彼は通っている施設の俯瞰図を作成した」:「He made a bird’s eye view of the facility he was going through」

「私は俯瞰的に自分が行っていることを見るべきだ」:「I should zoom out and have a big picture of what I am doing right now」

「俯瞰」の使い方と例文

次に、「俯瞰」を例文を使って見てみましょう。

たとえば以下のような使い方をすることができます。

「山頂から街を俯瞰する」

「東京タワーから街を俯瞰した」

「彼の家からは街を俯瞰することができる」

「料理を真上から俯瞰撮影する」

「俯瞰」の類義語

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「俯瞰」の単語の意味を学んでいただいたところで、もう少し理解を深めていただくために、どのような類義語があるのか解説していきます。

「俯瞰」の類義語1:鳥瞰

「鳥瞰」:鳥が見下ろすように高いところ(高所・空中)から広い範囲を見下ろして眺めること、全体を一目で観察すること。

「山頂からであれば街の鳥瞰図を得ることができる」

「鳥瞰した映像を元に、目的地への最適なルートを確認した」

「ドローンを使用して街の鳥観図を作成することになった」

「俯瞰」の類義語2:展望

「展望」:広い範囲にわたって遠くまで見渡すこと、またその見渡した眺め、見晴らし、広い範囲にわたって社会の出来事や動向、将来人生などを見渡すこと、見通すこと(転じて事の成り行きやその予想)。

「彼女は素晴らしい風景を見るために、世界一高い展望台である国へ向かうようだ」

「彼はこれからのビジネスについて熱く語っていたが、聞いている側からすれば明るい展望を持つことができなかった」

「最近の不景気の影響で社内に不安な空気が流れていたが、新たなプロジェクトは明るい展望を投げかけるきっかけとなった」

「俯瞰」「鳥瞰」「展望」の3つの語における違い

では「俯瞰」と類義語を比較して違いをおさらいしましょう。

「鳥瞰」:「ヘリコプターから街を鳥瞰する」(飛ぶ鳥が見ているような形で高所から街を見下ろす)

「展望」:「山頂からの広い展望」(左右に繰り広げられる広く見渡した景色)

「俯瞰」:「ここから京都の街が俯瞰できる」(京都の街を高いところから見下ろす)

つまり、「鳥瞰」は「飛ぶ鳥のように高いところから広範囲を見下ろして眺めること」、「展望」は「広い範囲に渡って見渡した眺め」、「俯瞰」は「高いところから見下ろすこと」を表します。

また、「俯瞰」は物理的に高所から見下ろすことを表しますが、「鳥瞰」は「物事の全体を広く見渡すこと」、「展望」は「動向や人生などを広範囲で見通すこと、見通し」(例:「彼の将来の展望は明るい」など)という意味でも用いられる。

「俯瞰」の対義語

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ここで「俯瞰」にはどのような対義語があるのか解説していきます。

「俯瞰」の対義語1:偏狭

「偏狭」:物事を自分だけの狭い考えでみること、度量が小さいこと。

「社内に偏狭な考え方が広がることは必ず止めなければならない」

「他人に騙されたこと経験があるからか、彼は人に対して偏狭なところがあるようだ」

「彼女は偏狭な性格で自尊心が高かったことが災いして、チーム内でもなじむことができず孤立していた」

「俯瞰」の対義語2:仰視

「仰視」:仰ぎ見ること。

「プロジェクトメンバーの負担を自分のミスが原因で増やしてしまい、仰視することができなかった」

「どんなに達成が難しい問題でもすぐに判断して解決してしまう上司を部下は仰視していた」

「ある建物の天井画は、仰視法によってまるで空中に浮いて見えるように錯覚した」

「俯瞰」の対義語3: 近視眼的

「近視眼的」:目先のことに捉われ、対局を見通せないこと。

「自分が低い位置にいると周りのごく一部しか見ることができないため、近視眼的にしか物事を見ることができない」

「現在の危機的状況で、近視眼的かつ性急な行動をとってしまうとどうにもならない状態になることが目に見えている」

「与えられた仕事を近視眼的にこなすだけでは、全体像を見ていないためそれ以上の成長につながることはないだろう」

「俯瞰」を上手く使いこなそう

以上、「俯瞰」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は、「高いところから見下ろすこと」を意味し、高所から見下ろして眺めることを表す語です。

また、「広い範囲を眺める」といった似たような意味がある語に「鳥瞰」や「展望」がありますが、「鳥瞰」は「飛ぶ鳥が見下ろすように高いところから眺めること」を表し、「俯瞰」とは違った視点の角度から眺めることを表します。

また「展望」は高いところではなく広範囲に渡って見渡すこと(見晴らし)を表すといったように、それぞれ微妙に違った意味を表すため、それぞれ適した場面で使い分けるようにすると良いでしょう。

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