言葉の意味

8月に送る手紙の挨拶文・結びの言葉に使う言葉の意味と使い方は?文学部卒ライターがサクッと解説!

今回の記事では、8月に送る手紙の挨拶文などに使用される言葉5つ(立秋・残暑・処暑・秋暑・季夏)挙げて、意味と使い方を、文学部卒で、社内でもたくさんのビジネス文書を作成している筆者が説明していきます。

8月に送る手紙の挨拶文や結びの言葉に用いる言葉の意味と使い方

それでは、ここから手紙の挨拶文などに使用される言葉を5つ挙げて意味や使い方(使用例)を紹介していきます。

立秋(りっしゅう)

「立秋」は二十四節気の一つで、「太陽の黄経が135度に達する時」です。

暦の上では「8月8日頃」にあたり、暑さの峠が明けて暦の上ではここから「秋に入る日」とされています。

しかし、実際には秋が始まるとされる日は、学校では夏休みの最中。また暑さも極り夏バテの方も多く、なかなか秋ということを実感しづらい時期。とはいえ、山間部になるとどことなく夏から秋に変わっていく印象がある時期です。

「立秋」を期間としていう場合には、この日から次の節気となる「処暑(8月23日)」までの間となります。

「立秋」は、たとえば立秋後に送る手紙の挨拶文などや結びの言葉において、以下のように使用すると良いでしょう。

「立秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます」

「立秋の候、貴社におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」

「立秋を過ぎたとはいえ厳しい暑が続いておりますが、体調を崩さないようくれぐれも気を付けてお過ごしください」

「立秋の候、皆様におかれましてはご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます」

「二十四節気」は季節を24に区分する考え方

8月に送る手紙などの挨拶文で使える5つの季語を選び解説していますが、その内、「立秋」「処暑」二十四節気のなかのひとつの季節を表す言葉です。

二十四節気という言葉自体は、普段あまり使わないと思います。しかし、そのなかの「立秋」や「処暑」といった季節を表す言葉は手紙やビジネス文書の挨拶文に取り入れやすい言葉です。

ここでは改めて普段使われない言葉「二十四節気」そのものについて簡単にまとめてみました。

二十四節気は中国で生まれた一年の季節を区分する考え方です。1年を春夏秋冬と分けるのも二十四節気に基づいています。太陽が移動している天球上の軌道を「黄道」と呼び、「黄道」360度のなかの節気の位置が「黄経」です。

「立秋」を「太陽の黄経が135度に達する時」などと表現するのは、こうした二十四節気の考え方によります。

その「黄道」を四季として4つに分け、四季の一つを3つに分けて、さらにその一つを3つに分ける15日を区分単位としたのが二十四節気です。

夏至、冬至、春分、秋分や立春、立夏、立秋、立冬は知らない人はいないと思いますが、さらに細分化されて24になっています。

残暑(ざんしょ)

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「残暑」は「秋に入ってなお残る夏の暑さ」を表します。

「残暑」は、文字通り暑さが残ると書き、「立秋」後の暑さのことです。「立秋」は8月8日頃ですから、むしろ猛暑の時期で当然しばらくは暑さが続きます。

この「立秋」後の暑さを表した「残暑」は、はっきりした使い終わりの時期があるわけではありませんが、おおむね8月いっぱいと考えると良いでしょう。

「残暑」は、立秋後に送る手紙の挨拶文などや結びの言葉において以下のように使用することができます。

「残暑の候、貴社におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」

「残暑の季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか」

「残暑お見舞い申し上げます」

「残暑厳しき折から、ご自愛専一のほどお祈り申し上げます」

「立秋」は俳句では「秋立つ」といった使い方もして、ようやく終わる暑い時期への別れと、気候のいい秋、実りの秋を迎える喜びを季語で表現します。

この「立秋」を境に「暑中お見舞い申し上げます」という挨拶から「残暑お見舞い申し上げます」に変わることは覚えておくといいでしょう。

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