言葉の意味

「製品」の意味と例文・言い換え表現・「商品」との違いは?日本文学専攻の現役ライターがサクッとわかりやすく解説!

「製品」の言い換え表現はどんなもの?

では、「何らかの加工がされているもの」は、全て「製品」と言わなければならないのでしょうか。

厳密に言うと、必ずしも「製品」と言わなければならないというわけではありません。

場面によっては、「製品」という言葉を使わない方が違和感がない時もあります。

そこで次は、「製品」を別の言葉を使って言い換える時の表現について見ていきましょう。

「製品」という言葉を別の語で言い換える場合には、以下のような表現をすることができます。

・「ご購入いただいた商品は、1週間以内にお手元に届くように発送いたします」
(≒「ご購入いただいた製品は、1週間以内にお手元に届くように発送いたします」)
・「お客様のお品物は丁寧にギフトラッピングを施してお渡しいたします」
(≒「お客様の製品は丁寧にギフトラッピングを施してお渡しいたします」)
・「このページでは最新シリーズのラインナップを紹介します」
(≒「このページでは最新シリーズの製品一覧をご覧いただけます」)
・「弊社で製造しているパソコンはすべて国内の工場で生産しています」
(≒「弊社で製造している製品はすべて国内の工場で生産しています」)

「製品」は、「商品」「品物」といった語を使って、全体的な意味をほとんど変えずにそのまま言い換えることが可能です。もしくはあるシリーズの全製品を「ラインナップ」という語で言い換える、「パソコン」などのつくっている製品名で言い換えることができます。

上の例文で言うと、何かをお店で購入した際に、「お客様の製品は丁寧にギフトラッピングを施してお渡しいたします」と案内されるよりも、「お客様のお品物は丁寧にギフトラッピングを施してお渡しいたします」と案内された方が、どことなく丁寧な印象に感じるのではないでしょうか。

もちろん、加工を経ているものに対して「製品」を使用することは間違いではないのですが、このように「製品」以外の言葉に言い換えた方が、丁寧な印象を受けたり、わかりやすくなるような役割を果たしてくれたりする場合もあります。

場面に応じて「製品」という言葉と類義語を使い分けていくといいでしょう。

「製品」と「商品」との違いは?

image by iStockphoto

「製品」と似た意味のある言葉で第一に挙げられるのが「商品」です。

「製品」は「言い換え表現」の項目で挙げたように、「商品」と言い換えることもできますので、「一体何が違うんだろう?」と首を傾げたくなりますよね。

そこで、次は「製品」と「商品」の言葉の違いを見ていきましょう。

「商品」を辞書で引くと、下のように記されています。

商売の品物。売買の目的物たる財貨。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「商品」

このことから、「商品」という言葉は「売っているもの全般」を指すことがわかります。

「『製品』の意味」の項目で取り上げたように、加工が加えられていないもの(生産者から消費者に加工されずに届くもの)に対しては「製品」という言葉を使用するとどこか違和感がありますが、野菜や生鮮食品に対して「商品」と使っても、あまり違和感はありませんよね。

加工されていないものに対しては、「製品」より「商品」を用いましょう。

そして、「商品」という言葉と「製品」の使い方を比較すると、以下のようになります。

\次のページで「「製品」と「商品」は「場面によって使い分ける」ことが肝心!」を解説!/

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