「執着」の意味と使い方・例文・類義語・「依存」「未練」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「依存」:「日本では食料の多くを輸入に依存している」(食料の供給は外国からの輸入によって成り立っている)
「未練」:「今の仕事に未練はない」(今の仕事を手放すことに対して心残りはない)
「執着」:「現在の地位に執着する」(現在得ている地位に引きつけられてそこから離れられない)
つまり簡単にいうと、「依存」は「自分以外のものに頼ることでその存在が成立していること」、「未練」は「すっきりと思い切れないこと」、「執着」は「何らかの物事に心を強く引かれて離れられないこと」を表します。
あくまでも自分の意見を主張して譲らないこと。
出典:小学館「固執」
「固執」は「こしゅう」とも読み、「自分の考えや意見を頑なに守って譲らないこと」を表す言葉です。
「執着」が「ひとつの対象に心が惹かれて離れられない」のに対して、「固執」は「自分の意見などを譲らない」ことを表し、次のような使い方をします。
「会議では賛成派が多数だったが、彼だけは自分の考えに固執して反対していた」
「いつまでも古いやり方に固執していては、時代に取り残されてしまう」
ある物事に心を引かれて、それにこだわること。また、その心。執着。
(多く「御執心」の形で)異性などに深く思いをかけることをひやかしの意をこめていう語。
出典:小学館「執心」
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