
「寄与」の意味と使い方・例文・「貢献」との違いは?日本文学専攻の現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
「寄与(読み方:「きよ」)は、ビジネスの場面などで多く用いられている言葉です。
「経済の大いなる発展に寄与する」というような形でよく使用されるため、一度は聞いたり使ったりしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、この「寄与」という言葉が、具体的にどのような意味を表すのか、また同じような意味のある「貢献」という言葉とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱いている人もいることでしょう。
そこで、この記事では、日本語を勉強することが好きな筆者が、「寄与」の意味と使い方、また「貢献」との違いについて説明します。
「寄与」の意味は?
そもそも、「寄与」という言葉は、どのような意味を持つのでしょうか。
使ったことや聞いたことがあっても、具体的に意味を答えることができない…という人も多いかと思います。
そんな人のために、この項目では「寄与」の意味を紹介していきますね。
この機会に、是非「寄与」の意味をしっかり確認しておきましょう。
「寄与」という言葉を調べてみたところ、以下のような意味を持つ言葉であることがわかりました。
社会や人のために力を尽くして役立つこと。
出典:明鏡国語辞典「寄与」
つまり、「寄与」とは「社会や人にとって役に立つことを行うこと」を表す言葉となっています。
文字からわかるように、元々は「贈る」「与える」という意味を持つ言葉であり、それが転じて上記のような意味を持つようになりました。
「役に立つことを行う」、すなわち、「自分の行動で社会に何かしらの価値を与えること」と解釈できるというわけですね。
この「寄与」という言葉のように、日本語の中には元々の意味に付加価値がついて、新たな意味を持つものが数多く存在します。
興味がある人は、他の言葉で「寄与」と同じように、「元々の意味から転じて新たな意味を持った語句があるかどうか」を調べてみてください。
色々な発見があって、とても面白いですよ。
「寄与」の使い方や例文は?
「寄与」の意味を確認したところで、次は、「寄与」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
具体例を覚えることで、言葉の使い方の幅が広がりますので、ここもしっかりと抑えておきたおところです。
この機会に、是非「寄与」の様々な使い方を覚えてみてくださいね。
さて、この「寄与」という言葉は、たとえば以下のように用いることができます。
「貢献」との違いは?
では次に、「寄与」と似た意味がある「貢献」との違いについて見ていきましょう。
「寄与」の類似語に「貢献」という言葉があることは知っていても、具体的にどのように違うのか、わかる人はそう多くはないのではないでしょうか。
言葉の違いを知っていると、適切に言葉を使い分けることができるようになりますので、しっかりとチェックしていきましょう。
そのためにはまず、「貢献」の意味から知りたいところです。
そこで「寄与」同様、「貢献」の意味を調べてみたところ、以下のような意味を持っていることがわかりました。
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