言葉の意味

「デフォルト」の意味と使い方・例文は?小説作家である筆者がサクッと解説!

「デフォルト」は、もともと「不履行、怠慢」などの意味がある「default」という英単語ですが、日本社会ではカタカナ語としていくつかの異なる意味や使い方で用いられています。

普段からよく使用される言葉なので、ニュアンスだけで用いている人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、ここではこの言葉がどのようなことを表していてどのように用いる語なのか、学生時代から小説をたくさん書き、現在もライターとして活動している筆者が「デフォルト」の意味と使い方を例文を交えて説明していきます。

「デフォルト」の意味と使い方・例文まとめ

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それでは、「デフォルト」の意味や使い方について説明していきます。






①債務不履行。特に、発展途上国が累積債務を返済できなくなること。



②コンピューターシステムで、ユーザーが特に指定しない場合に設定されている標準の動作条件。



③(主にコンピューターに通じている人が用いる語) 転じて、基本的な状態(特段の理由がない場合の状態)のこと。デフォ。 「私の朝食は-でパンだ」


 

三省堂 大辞林より引用






このようにデフォルトは「責任を否定する」、「責任を果たさない」、「義務を果たさない」、「不参加、棄権」という様々な意味を持っています。


現在では金融用語、IT・コンピューター用語、ビジネスシーン、スポーツ・競技、日常などでも広く用いられ、「債務不履行(さいむふりこう)」「初期設定」「欠場する」。このような意味を持っているため、場面ごとに適切に使用することが大切です。

金融用語における「デフォルト」の意味と例文

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金融用語では、対外債務の元本や利息の支払いが不能となった状態のことを債務不履行(さいむふりこう)といい、これを「デフォルト」に置き換えて使用します。


これは英語「default」をそのまま使用する使い方です。


債務不履行:債務(さいむ)を期日までに返済できないこと。


ここで、金融用語で使用されるデフォルトの例文を見てみましょう。

「〇〇国のデフォルト宣言によって、国内外は大混乱に陥すことができる。」

「金融情勢の変化などでデフォルトが起こることがある。」

IT用語・コンピューター用語における「デフォルト」の意味と例文

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コンピューターであらかじめ標準として設定されている出荷時の数値、初期値、既定値のこと。


つまり、パソコンなどの家電製品を稼働する前の時点でもともと設定されている値のことを示しています。


なお、英語でも同様の意味で「default setting」(デフォルトの設定)、「factory defaults」(工場出荷状態)のように用いられ、現在ではインターネット上から一般化した用語になっている場合も存在していますよ。


ここで、IT用語・コンピューター用語で使用されるデフォルトの例文を見てみましょう。

「基本的にデフォルトのまま使用可能ですが、様々なカスタマイズができます。」

「インストールウィザードが起動したら、デフォルトの選択のまま『次へ』をクリックして進んでください。」

「自分で設定する自信がないならばデフォルトのままで使用しても特に問題はない。」

「リセットボタンを押すと、デフォルトの設定に戻すことができる。」

「この項目はデフォルトで変更できない設定になっている。」

「スマートフォンの調子が悪いので設定をデフォルトに戻した。」

「新しいパソコンを購入したが、設定がデフォルトのままだったので設定を行った。」

「このソフトは、設定の変更を加えていないためデフォルトのままだ。」

「デフォルトで入力出来ない設定になっている。」

ビジネスシーンにおける「デフォルト」の意味と例文

ビジネスシーンにおいて「いつもの」「標準」といった意味で、職場の同僚同士の会話や会議中などの場面で使用されます。

ここで、ビジネスシーンで使用されるデフォルトの例文を見てみましょう。

「本日の会議は出席者の〇〇部長がデフォルト取り仕切る。」

「この資料をデフォルト2in1で、印刷をお願いします。」

「彼の出社時間はいつも10分遅刻がデフォルトです。」

スポーツ・競技における「デフォルト」の意味と例文

スポーツの試合や競技大会などに出場予定だった選手が「棄権」「欠場」する場合に使用されたり、“win / lose a game by default” のような形で、(相手の棄権で)「不戦勝 / 不戦敗になる」という意味も持っています。

ここで、スポーツ・競技で使用されるデフォルトの例文を見てみましょう。

「今日の試合で〇〇選手は、デフォルトで欠場しています。」

「今回の大会では、〇〇選手がけがでデフォルト棄権します。」

日常における「デフォルト」の意味と例文

日常的な会話や生活の中で定番や習慣にて使用され、「この店はセルフサービスがデフォルトだ」このようにコンピューターなどの設定以外のことについても「基本、普通、通常」などの意味で使われることが多くあります。

ここで、日常などで使用されるデフォルトの例文を見てみましょう。

「今日のデートの待ち合わせは渋谷東急109の前で、いつものデフォルト18時ね。」

「このお店はデフォルトで安くて美味しいお店ですね。」

「彼の夕食はご飯2杯がデフォルトです。」

このように「デフォルト」は様々な意味を持っているため適切な使い方を用いるようにしましょう。

「デフォルト」を上手に使いこなそう

以上、「デフォルト」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は金融・IT用語としての使い方が本来のものといえますが、日常において更に広義の場面で用いられるようになっています。

基本的には定義されている意味を理解して使用するようにしながら、場面によって他の意味と使い分けるようにすると良いでしょう。

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