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「一蓮托生」の意味や語源・英訳・使い方・類義語は?現役ライターがサクッと解説!

「一蓮托生」(読み方:「いちれんたくしょう」)はよく知られている四字熟語の一つで、比較的耳にする機会も多いかと思います。

ただし、一般的に用いられている使い方は本来の意味から転じたもので、もともとどのような意味を表す言葉であるのかはあまり知られていないかもしれません。

そこで、ここでは「一蓮托生」の意味や語源・英訳・使い方、また似たような意味の言葉にはどのようなものがあるのか、「誰にでも分かる言葉で伝える」を心掛ける現役ライターが分かりやすく解説していきます。



「一蓮托生」の意味や語源・英訳・使い方まとめ

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それでは、以下に「一蓮托生」の意味や語源・英訳・使い方について説明していきます。

#1 「一蓮托生」の意味は?

まず最初に、「一蓮托生」の意味について、見てみましょう。この言葉の意味は、以下のようになります。

①仏語。死後、極楽浄土で同じ蓮華の上に生まれること。一連。
②(転じてものごとの善悪や結果のよしあしに関係なく)最後まで行動、運命を共にすること。

出典:精選版 日本国語大辞典「一蓮托生」

つまり、「死後、極楽浄土に往生して(生まれ変わって)同じ蓮の花の上に身を托すること」から転じて、「結果の善し悪しにかかわらず最後まで行動や運命をともにすること」を表す言葉となったものです。

本来この言葉は「夫婦がともに添い遂げる」など、互いが深い愛情で結ばれていることを意味していましたが、現在では悪いことに関わった者同士が「こうなったからには一蓮托生だ」といって結束を強めるような、あまり良くない意味で用いられることが多くなっています。

#2 「一蓮托生」の語源・由来は?

次に、「一蓮托生」の語源について見ていきましょう。

この言葉は、仏教に由来しています。泥の中から生え水面に綺麗な花を咲かせる蓮の花は、仏教において、現世から極楽浄土へ成仏する人の人生を象徴したものです。そのため、お釈迦様の座る台にも蓮の花が使われています。また「托生」とは、他に身をゆだねて生きていくことを意味した言葉です。このことから「一蓮托生」とは、「生まれ変わっても一緒になる」「運命を共にする」ことを表しています。

#3 「一蓮托生」の英訳は?

次に、「一蓮托生」を英語でどのように表現するのか見てみましょう。

●share the same fate
●in the same boat

「fate」は「運命・宿命」などと訳すことができますが、「destiny(運命)」とは異なり、どちらかというとネガティブな意味で用いられる英語です。そのため「share the same fate」もあまり良くない場面で用いることが多く、「逃れられない運命」などのようなニュアンスで用います。

「in the same boat」は、「同じ船に乗っている」ことから「同じ状況にいる」「同じ立場」のように訳すことができる英語です。

#4 「一蓮托生」の使い方・例文

次に、「一蓮托生」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、「行動や運命を最後までともにする」という意味において、たとえば以下のように用いることができます。

「一蓮托生の覚悟で事にあたる」
「彼は会社との一蓮托生の覚悟を決めた」
「夫婦とは死ぬも生きるも一蓮托生だ」
「同じ船に乗っている我々はいわば一蓮托生だ」
「一蓮托生の覚悟を持ってチームは結束を強めた」
「あの夫婦は死ぬ時も一蓮托生だと思っていたが熟年離婚するらしい」

「一蓮托生」とは、「結果に関わらず運命を共にする」ことを表している言葉です。元々は、死後に極楽浄土で同じ蓮の花の上に生まれることを表す仏教用語となります。

本来は、夫婦や親子などが愛情を示す意味で用いられていましたが、他人に対しても用いられるようになり、現代ではどちらかというと悪い状況で用いられることも多い言葉です。

「一蓮托生」の類義語

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次に、「一蓮托生」の類義語について見ていきましょう。この類義語には、「運命共同体」「一心同体」などがあります。

#5 「運命共同体」

まず、「運命共同体」について見ていきましょう。この言葉の意味は以下のようになります。

運命をともにすることを相互に了解し合った複数の個人または団体。

出典:精選版 日本国語大辞典「運命共同体」

つまり、良い時も悪い時もお互いに運命を共にすることを表した言葉です。この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「政治家と秘書は運命共同体と言われるほど深い関係だ」
「私はこの会社と運命共同体だ。最後まで会社のために尽くそうと思っている」

#6 「一心同体」

最後に、「一心同体」という言葉について見ていきましょう。この言葉には、以下のような意味があります。

二人以上の人間が心を一つにして、一人の人間のように結びつくこと。

出典:精選版 日本国語大辞典「一心同体」

つまり、複数の人間の心が一つになるほど強く結びついている様子を表している言葉です。この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「長年の友人である彼とは一心同体だと思っているので、彼が交通事故に遭ったと聞いた時には胸が引き裂かれるような思いがした」
「コーチと選手は一心同体となり、この試合を勝ち抜いてきた」

「一蓮托生」を使いこなそう

以上、「一蓮托生」という言葉についてまとめました。この言葉は、仏教に教えに由来しており「結果の善し悪しにかかわらず運命をともにすること」を表しています。本来は、夫婦や親子の愛情の深さを表す言葉でしたが、現代では他人に対しても用いられる言葉です。

この言葉の類義語には、「運命共同体」「一心同体」などがあります。「一蓮托生」や「運命共同体」は最期まで運命を共にするという強い思いを表す言葉ですが、「一心同体」はどちらかというと心と体が同じであるかのように深い絆であるというニュアンスの言葉です。これらの言葉を用いる際には、このような点に注意して、使い分けると良いでしょう。

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