
「お大事に」の意味と使い方・例文・類似表現・言い換えは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「ご自愛ください」

image by iStockphoto
「自愛(じあい)」は、「自分を大切にすること、自分の身体に気を付けること」を意味する言葉です。
老若男女問わず使える表現で、手紙やメールなどの結びの言葉としてよく使われます。
「体調を崩さないように体を大事にしてください」というニュアンスを含みますので、既に病気やケガで治療中の人に対して使うことはできません。
また、「自愛」という言葉には「自分の体」という意味が含まれているため、「お身体をご自愛ください」というのは意味が重複してしまう間違った表現です。
「どうか無理をなさらず、くれぐれもご自愛ください」
「くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます」
などの使い方ができます。
「養生なさってください」

image by iStockphoto
「養生(ようじょう)」は、「病気やけがの回復に努めること」を表す言葉です。「休む」ことを表しますが、特に「治療のために休む」という意味合いでよく使われます。
例文は次の通りです。
「この機会にしっかり養生なさってください。一日も早いご快復をお祈り申し上げます」
「静養なさってください」

image by iStockphoto
「静養(せいよう)」とは、「病気や疲労の回復を図るために心身を静かに落ち着けて休ませること」を意味する言葉です。「仕事を離れてゆっくりする」の意味を含みます。
「くれぐれも無理をなさらず十分にご静養ください」
「まずはご回復を第一に、ご静養くださいませ」
のような使い方をする表現です。
「療養なさってください」

image by iStockphoto
「療養(りょうよう)」は、「病気を治すために治療し養生すること」を表す言葉です。健康回復のために心身を休めることを意味します。
「○○様にはぜひとも療養に専念していただき、またお元気な姿を拝見できることをお祈りしております」
などの使い方をする表現です。
「休養なさってください」

image by iStockphoto
「休養(きゅうよう)」は、「気力や体力を回復するために、仕事などを休んで体を養うこと」を意味する言葉です。
気力や体力を養うことを目的に、長期にわたって仕事を休むことを表し、次のような使い方をします。
「このところお忙しくしておいでだったので日ごろのお疲れが出たのかもしれません。ゆっくりと休養され、一日も早く元気なお姿を拝見できることを願っております」
「この機会にどうぞゆっくりと休養なさってください」
「ご回復(快復)をお祈りしております」

image by iStockphoto
「回復」は、「悪い状態になったものが元の状態にもどること」を表す言葉です。
「快復」の字を使うこともありますが、「回復」が天候などについても使えるのに対して、こちらは病気に対してのみ使える表現で、且つ「完全に治る」という意味を含んでいます。
「〇〇様の一日も早いご回復(快復)をお祈りしております」
のような使い方ができる表現です。
\次のページで「「お身体をおいといください」」を解説!/