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「天真爛漫」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説

「天真爛漫」(読み方:「てんしんらんまん」)という言葉は人の性質を表し、「天真爛漫な~」「天真爛漫さ」などの形でよく用いられています。

多くの人は大体の意味が分かると思いますが、この言葉が具体的にどのような意味を持っているのか、また「天真爛漫な人」がどのような人を表すのか、迷う場合があるかもしれません。

そこで、ここでは「天真爛漫」の意味と使い方、また類似語などについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。

「天真爛漫」の意味と使い方・例文・類義語

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それでは、「天真爛漫」の意味と使い方、また類義語などについて説明していきましょう。

「天真爛漫」の意味は?

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「天真(てんしん)」は「自然体で飾り気のないさま」、「爛漫(らんまん)」は「光輝くさま」という意味を持つ言葉です。

「天真爛漫」で、「飾ったところ(自分をよく見せようと繕うところ)がなくありのままであること」「無邪気なこと、屈託のない様子」を表す四字熟語になります。

ちなみに、もし英語であれば「純真(さ)」や「無邪気(さ)」を表す ” innocent (innocence)” や ” artlessness(artless、artlessly)” といった単語を使って「天真爛漫」を言い表すことができます。

例文は、次の通りです。

” She is innocent. “

” She braves artlessly. ” 

「天真爛漫」の由来

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中国の随筆集『南村輟耕録(なんそんてっこうろく)』の中で、「天真爛漫」という言葉が、絵画に対して「ありのままで美しい」という意味で使われています。現在の「天真爛漫」は、ここから生まれたもののようです。

 

「天真爛漫」の使い方・例文

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次に、「天真爛漫」の使い方を例文を使って見ていきましょう。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「彼女は両親に可愛がられて天真爛漫な子供時代を過ごした」
「天真爛漫に戯れる動物達に心を癒やされる」
「天真爛漫な彼女の笑顔は周囲の心を明るくした」
「その女性はまるで少女のように天真爛漫だった」
「彼の天真爛漫な言動は周囲の注目を集めた」
「彼が時折見せる天真爛漫な笑顔には心引かれるものがある」

「天真爛漫」の類義語は?

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次に、「天真爛漫」と同じような意味を持つ言葉にはどのようなものがあるか、見ていきましょう。

 

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