「日進月歩」(読み方:「にっしんげっぽ」)という言葉を知っていますでしょうか?

この言葉は「常に進歩すること」を意味しており、その意味からテレビやニュースを見ていると座右の銘や抱負として掲げていることが多く。見たことがある、もしくは聞いたことがあると思う人は意外と多いのではないでしょうか。

とはいえ、ざっくりとした意味は知っているけど若干間違っていた、ということもあるのかもしれません。

そこで、ここでは「日進月歩」の意味、由来や使い方、対義語、類似語を例文を交えながら、半年で独立したプロブロガーの筆者が解説していきます。

「日進月歩」の意味と使い方・例文

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まず、「日進月歩」の意味と使い方を解説します。

「日進月歩」の意味とは?

「日進月歩」:日ごと、月ごとに絶え間なく、急速に進歩すること。

つまり、「常に進歩すること」という意味を表す言葉であり、「日進月歩」を英語で表すと「a fast-moving」「rapid progress」「ever advancing」「constantly advancing」など、「絶え間なく前進する」「急速に進化する」ことを表す表現が用いられています。

「日進月歩」の語源

日進月歩を分けると、「日進」と「月歩」という2つの言葉で構成されていることが分かりますよね。


それぞれの意味を見てみると、「日進」は「日々を進むこと」、「月歩」は「月ごとに歩く」という意味を持っています。


この2つの言葉を組み合わせることで、生まれたのが「日進月歩」。


つまり、この言葉の語源と言えるものなのです。

「日進月歩」の使い方と例文

次に、「日進月歩」を例文を使って見てみましょう。

この言葉は、主に「技術などの進歩や発展について述べる時」に用いられ、たとえば以下のような使い方をすることができます。

「現代において、都市は日進月歩で変貌している」

「科学技術は日進月歩だ」

「医療技術は日進月歩で発展している」

「技術の進歩は日進月歩なので、その変化に適応していく必要がある」

「日進月歩のこの分野では製品の入れ替わりが激しく、数年前のモデルはすでに古い型として扱われる」

「IT業界はまさに日進月歩の発展を見せている」

「日進月歩で進歩している」といった使い方をするケースもまれに見られますが、「日進月歩」自体にすでに「(絶え間なく)進歩する」という意味があるため、このような使い方は避けたほうが良いといえます。

「日進月歩」の類義語

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日進月歩の単語の意味を学んでいただいたところで、もう少し理解を深めていただくために、どのような類義語があるのか解説していきます。

\次のページで「「日進月歩」の類義語1:日進月異」を解説!/

「日進月歩」の類義語1:日進月異

「日進月異」:日ごと月ごとに進歩すること。

「医療技術は日進月異で発展している」

「科学技術は日進月異、目をみはるものがある」

「日進月歩」の類義語2:日就月将

「日就月将」:日ごと月ごとに進歩すること。

「携帯電話は日進月将で、モデルの性能差に大きな隔たりがある」

「日々仕事に励み、日就月将に実力が向上する」

上記で紹介した、「日進月異」と「日就月将」は「日進月歩」とほとんど同じ内容の意味を持っています。

日進月歩に比べると知られていない言葉なので、実際に使う場合には日進月歩を使用すると良いでしょう。

「日進月歩」の類義語3:秒進分歩

「秒針分歩」:日進月歩に比べて速い速度で物事が進歩すること。

日進月歩には「日」「月」が語として入っていますが、この言葉には「秒」「分」がありますよね。

つまり、日ごとに進むよりも、早い単位で進歩しているときに使用する言葉となります。

\次のページで「「日進月歩」の類義語4:飛躍的」を解説!/

IT業界は秒進分歩な発展を見せている」

「秒進分歩で技術開発は刻々と進化している」

「日進月歩」の類義語4:飛躍的

「飛躍的」:急激に向上するさまのこと。

IT業界は飛躍的な発展を見せている」


「技術は飛躍的に進歩しているため、その変化に適応することが絶対に必要だ」


「インフラ整備や産業開発などを計画的に進めることで、飛躍的な発展が幅広い産業で期待できる」

「日進月歩」の類義語5:急速

「急速」:物事の進展が速やかなこと。

「医療技術は急速に発展している」


「スマートフォンが近年急速に普及した」


「作業に問題が合ったのか急速に縮小した」

「日進月歩」の対義語

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日進月歩は「常に進歩すること」という意味を持つことは説明しましたよね。


では、日進月歩の反対の意味を持つ言葉が何なのか分かりますでしょうか?


それは「変化」「行動が遅い」という意味を持つ言葉です。


そこで、ここではそのような意味を持つ熟語を解説していきます。

\次のページで「「日進月歩」の対義語1:旧態依然」を解説!/

「日進月歩」の対義語1:旧態依然

「旧態依然」:もとのままで変化や進歩がないこと。

「旧態依然としたところが経営危機の原因なので、社長をすげ替えることで立て直しを図るべきだ」


「日本の医療技術は旧態依然としており、根本的な仕組みから見直すべきだ」


「彼女の父親の考え方は旧態依然としていて、いつまで経っても機械を毛嫌いしている」

「日進月歩」の対義語2:時代錯誤

「時代錯誤」:異なる時代のものが混同し誤るさま、時代が変わったことに気づかず時代遅れの行動をすること。

「亭主関白は今の時代からすれば、時代錯誤だ」


「家庭を守るものは女性の仕事だ、などと言うのは時代錯誤だ」


「技術は日々進化しているのに、それを否定し続けるなんて時代錯誤だ」

「日進月歩」を上手く使いこなそう

以上、「日進月歩」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は、断続的、急速に進歩していることを表す言葉で、主に科学・医療・通信といった技術の飛躍的な進歩・発展について表現する場合に用いることができます。

そうした業界の目まぐるしい発展を遂げている状況について表現したい場合に積極的に用いると良いかもしれません。

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言葉の意味

「日進月歩」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役のブロガーがサクッとわかりやすく解説!

「日進月歩」(読み方:「にっしんげっぽ」)という言葉を知っていますでしょうか?

この言葉は「常に進歩すること」を意味しており、その意味からテレビやニュースを見ていると座右の銘や抱負として掲げていることが多く。見たことがある、もしくは聞いたことがあると思う人は意外と多いのではないでしょうか。

とはいえ、ざっくりとした意味は知っているけど若干間違っていた、ということもあるのかもしれません。

そこで、ここでは「日進月歩」の意味、由来や使い方、対義語、類似語を例文を交えながら、半年で独立したプロブロガーの筆者が解説していきます。

「日進月歩」の意味と使い方・例文

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まず、「日進月歩」の意味と使い方を解説します。

「日進月歩」の意味とは?

「日進月歩」:日ごと、月ごとに絶え間なく、急速に進歩すること。

つまり、「常に進歩すること」という意味を表す言葉であり、「日進月歩」を英語で表すと「a fast-moving」「rapid progress」「ever advancing」「constantly advancing」など、「絶え間なく前進する」「急速に進化する」ことを表す表現が用いられています。

「日進月歩」の語源

日進月歩を分けると、「日進」と「月歩」という2つの言葉で構成されていることが分かりますよね。


それぞれの意味を見てみると、「日進」は「日々を進むこと」、「月歩」は「月ごとに歩く」という意味を持っています。


この2つの言葉を組み合わせることで、生まれたのが「日進月歩」。


つまり、この言葉の語源と言えるものなのです。

「日進月歩」の使い方と例文

次に、「日進月歩」を例文を使って見てみましょう。

この言葉は、主に「技術などの進歩や発展について述べる時」に用いられ、たとえば以下のような使い方をすることができます。

「現代において、都市は日進月歩で変貌している」

「科学技術は日進月歩だ」

「医療技術は日進月歩で発展している」

「技術の進歩は日進月歩なので、その変化に適応していく必要がある」

「日進月歩のこの分野では製品の入れ替わりが激しく、数年前のモデルはすでに古い型として扱われる」

「IT業界はまさに日進月歩の発展を見せている」

「日進月歩で進歩している」といった使い方をするケースもまれに見られますが、「日進月歩」自体にすでに「(絶え間なく)進歩する」という意味があるため、このような使い方は避けたほうが良いといえます。

「日進月歩」の類義語

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日進月歩の単語の意味を学んでいただいたところで、もう少し理解を深めていただくために、どのような類義語があるのか解説していきます。

\次のページで「「日進月歩」の類義語1:日進月異」を解説!/

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