「青天の霹靂」とは?意味と使い方・例文は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
「受賞の知らせはまさに青天の霹靂だった」
「その報道は業界にとって青天の霹靂ものだった」
「宝くじで大金が当たったことは彼女にとって青天の霹靂であった」
「その青天の霹靂ともいえる知らせに、社内に衝撃が走った」
「彼の突然の死は彼女にとってまさに青天の霹靂だった」
ちなみに、「晴れた空」を表す語として「晴天」がありますが、「青天」をこの字で表記して「晴天の霹靂」とすると間違いとなります。意味としては通じますが、陸游の作品が由来であるため、正しくは「青天」となるのです。
「青天の霹靂」とは、「思いがけず突然起こる出来事、変化や大事件」のことを表し、「その知らせは青天の霹靂だった」などと表現することができます。なお、「青天」は「晴天」で表記されることもあり、意味も同じですが、作品の中の表現がそのまま由来となっているため、正確には「青天の霹靂」が正しいです。
#5 類義語「根耳に水」「藪から棒」
まず、「青天の霹靂」の類義語を見ていきましょう。この言葉の類義語には、「寝耳に水」「藪から棒」などがあります。以下がそれぞれの意味です。
【寝耳に水】まったく思いがけず、突然なできごとをいう。
出典:精選版 日本国語大辞典「寝耳に水」
【藪から棒】他人からの働きかけが、その手前の動作や発言と関連が全くなく、唐突であるさまのたとえ。だしぬけであるさま。突然であるさま。
出典:精選版 日本国語大辞典「藪から棒」
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