言葉の意味

「留意」の意味と使い方・例文・「注意」との違いは?新聞記者歴29年の筆者が解説!

つまり、「留意」は「ある物事を心にとどめ置いて、気を付けていくこと」を指しており、差し迫った状況で使われることはないでしょう。「注意」は「目や心を一点に集中して、気をつけること、用心すること」で、目の前に迫った危険の存在を示唆しています。

「注意」の使い方・例文

以上を踏まえて、「注意」の使い方・例文を見ていきましょう。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

例文:

「同じ会社が販売していても、安全な製品とは限らないので、注意を要する」

「インフルエンザが流行し始めると大変なことになるので、細心の注意を払わなくてはならないだろう」

「スピードの出しすぎだと注意された」

「注意深く行動しないと、思わぬ事故があるかもしれない」

「うっかりミスが多かったので、注意力散漫だと指摘を受けた」

仮に置き換えてみると…

仮に、例文中の「注意」を「留意」に置き換えてみましょう。

「注意を要する」→「留意する必要がある」としても、特別問題はなさそうです。このケースでは「気をつけること」に時間的な継続性があるからでしょう。

しかし「スピードの出しすぎだと注意された」→「スピードの出しすぎに留意するよう言われた」ではだいぶ緊急性が薄れ、警戒の度合いが下がった印象を受けるのではないでしょうか。

とはいえ、いずれも「留意」を使うと少し厳格な表現に感じられますね。

違いは2点、使い分けは可能

以上、「留意」という言葉の意味と使い方、また「注意」との共通点・違いについて説明してきました。

この言葉は「ある物事を心に留めて、気を付けていくこと」を言い表し「ある程度の時間的な継続性を持って気を付けていく、用心していく」場合に用いられます。また、ビジネスシーンなど、フォーマルで厳格な表現が求められる場面で用いるのに適している言葉です。

一方、同じ「気をつけること」を意味する「注意」ですが、「目や心を一点に集中して、気をつけること、用心すること」を指し、多くは緊急性や警戒度が高い場合、一般的に用いられます。

それぞれ違った意味・ニュアンスがある言葉です。場面に応じて適切に選択し、使い分けるようにするとよいのではないでしょうか。

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