「教示」の意味と使い方・例文・「教授」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
学術・技芸などを教えること。養護・訓練とならぶ教育上の基本的な活動・作用。
出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「教授」
「教授」は、学生などが先生に対して「今後とも末永くご教授いただければ幸いです」などのような使い方をする言葉です。
そして、この語と「教示」の使い方を比較すると以下のようになります。
「教授」:「彼は数十年間その大学で古典文学を教授している」(≒「彼は数十年間その大学で古典文学史の授業を担当している」)
「教示」:「以前講師として勤めていた叔母から訪問着の着付け方について教示を受けた」(≒「以前講師として勤めていた叔母から訪問着の着付け方について指導を受けた」)
「教授」は「学問や技芸を教育的な活動として教えること」、つまり「学校のように組織として継続的に学問などを教えること」であり、「教示」は「教え示すこと」、つまり「ある物事のやり方などを具体的に指導すること」を表すという違いがあります。
「ご教授願います」というのは、長期的に継続して特定の学問などについて教えてもらう場合に使う表現です。
単に、相手が知っている情報について目上の人に教えを乞うときには「ご教示ください」を使うのが適切でしょう。「教示」は「教授」と違って、聞けば今すぐわかるようなことを表します。
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