
「幸いです」の意味と使い方・「幸甚」「ありがたい」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「ありがとうございます。おかげで作業が早く済んで助かりました」
「この文書を送っていただけると助かります」
「私の留守中に荷物を受け取っていただけると助かります」
「ありがとうございます。家まで送ってくださって助かりました」
「痛み入ります」

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「痛み入ります」は、相手がしてくれたことに対して「自分にはもったいない限りです」という、謙遜する気持ちを含んだ感謝の言葉です。
「心が痛くなるほど申し訳ない」ことを表しますが、謝罪の表現ではありません。目上の人にはもちろん、年配者に対して使うと感心されるかもしれませんね。
例文は次の通りです。
「この度は急な申し出にも関わらずご快諾くださいましてありがとうございます。お心遣い痛み入ります」
「身に余るお褒めの言葉をいただき、痛み入ります」
「入院中はわざわざお見舞いまでいただきまして誠に痛み入ります」
「拝啓 〇〇の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配痛み入ります」
シーンにふさわしい言葉を選ぼう
以上、「幸いです」の意味と使い方、類似表現についてまとめました。
この言葉は何かを相手に依頼するとき、お願いするときに用いますが、「~してもらえるとありがたい」ということを表すため、ストレートに「~してください」と言うよりも相手に柔らかい印象を与えることができます。
また相手が目上の人となる場合においても、文末に謙譲語である「存じます」、または「幸甚です」といった語を用いるなどして使い分けるようにすると、より適切な使い方をすることができるでしょう。