ビジネスなどの送付状で挨拶文に用いられる言葉5つそれぞれの意味と使い方は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
#4 隆昌(りゅうしょう)
image by iStockphoto
「隆昌」の「隆」も「昌」も「さかん」という意味です。「勢いの盛んなこと」「非常に栄えていること」を褒めたたえる言葉で、主に企業に対して使います。
例文は次の通りです。
「貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます」
「貴社ますますご隆昌の段、何よりでございます」
「貴社におかれましては益々ご隆昌のこととお慶び申し上げます」
「盛栄」「隆昌」は商売繁盛を讃える言葉ですので、相手の商売がうまくいっているかどうか不確かな場合には、この言葉を避けて「清祥」などを使う方が無難です。
#5 時下(じか)
image by iStockphoto
「時下」には、「近頃・この頃・この節・ただいま」といった意味があり、手紙やメール、ビジネス文書などに使う言葉です。
季節に関係なく使えるので、時候の挨拶に迷ったときには便利ですよね。
「時下」は必ず冒頭で使います。結びの言葉としては使用できませんので、注意してください。
使い方は次の通りです。
「時下、益々ご健勝のことと存じます」
「時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」
「時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」
その他の言葉
image by iStockphoto
上で紹介した5つの言葉以外にも、次のようなものがよく使用されます。
繁栄(はんえい):豊かに栄えていること
健勝(けんしょう):体が丈夫ですこやかなさま
多幸(たこう):とても幸せであること
発展(はってん):物事が今よりも良い方向へ進んでいくさま
\次のページで「基本的なビジネス送り状の書き方」を解説!/