5月に送る手紙の挨拶文や結びの言葉に用いる言葉5つ意味と使い方は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「薫風のみぎり、お元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます」
「薫風心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしですか」
「薫風の季節を迎え、ますますご活躍のこととお慶び申し上げます」
「薫風の候、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます」
「風薫る爽やかな季節となりました。ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」
#4 新緑
image by iStockphoto
「新緑」には、「晩春から初夏の若葉の緑」「みずみずしい葉の緑色」といった意味があり、一般的に4月から5月頃の若葉のつややかな緑色や、木々が芽吹く現象を指す言葉です。
挨拶文などにおいては、次のように用いることができます。
「新緑の美しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」
「晴れ渡る空に新緑の鮮やかさが映える快い季節となりました」
「新緑のみぎり、ますますお元気でお過ごしのことと存じます」
「新緑の候、貴社におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
#5 緑樹
image by iStockphoto
「緑樹」は、「青々と葉の茂った樹木」「青葉の茂った樹木」を表す言葉です。
「薫風」と合わせて「薫風緑樹」のようにもよく使われます。
「緑樹」を使った例文は、次の通りです。
「緑樹の映える爽やかな季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」
「緑樹のみぎり、お変わりなくお過ごしでしょうか」
「緑樹の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます」
「薫風緑樹をわたる好季節となり、お健やかにお過ごしのことと存じます」
5月の時候のあいさつで心がけたいこと
image by iStockphoto
5月といえば、ゴールデンウィーク、端午の節句、母の日などがありますから、文章の中に入れると季節感が出ます。
食べ物でいうと、新茶、さやえんどう、あさり、それにこどもの日に食べるちまきや柏餅。
この季節の花は、藤、菖蒲、すずらんの他に、母の日にちなんでカーネーションも良いかもしれません。
また、霜が降りなくなり農家の種まきに適した時期とされる「八十八夜」という言葉は、5月を表す慣用句です。
\次のページで「5月の手紙には爽やかさを演出して」を解説!/